二期が始まる前に妄想を書きなぐれ
えー
妄想です!
二期ロックオン人外設定。またしても暗いはなし
ご注意下さい、そしてごめんなさい。あ、オリキャラがでます。
ダメな方すみません。
かなり短い上に散文です。書き直すかも
いきおいでかいちゃだめだな……
えー
妄想です!
二期ロックオン人外設定。またしても暗いはなし
ご注意下さい、そしてごめんなさい。あ、オリキャラがでます。
ダメな方すみません。
かなり短い上に散文です。書き直すかも
いきおいでかいちゃだめだな……
+ + + + + + + + + +
上に上に引っ張られる。
ゆっくりと、ただ時間を掛けての上昇が急に勢いを変えた。ぐいぐいと強引に連れて行かれる感触。黒一色だった周囲に明度が感じられそして明らかに黒は薄まっていく。灰色から白へ。そして
「おはよう」
俺は目を開いた。
重力を感じる。そして自分の身体が横たわっているのだと分かる。目の前には照明、そしてその周囲にいる人。ヒト。ひと。急な光は目に痛い。俺は一度まぶたを閉じてから呼吸を数回繰り返し、意を決してもう一度目を開いた。まぶしさは変わらないが、だいぶマシだ。横たわったままの身体に力を込める。特に意思に反して動かないという場所はなさそうだった。
そのうちに何人かがその場を去り、俺の側には一人の男が残った。穏やかな表情を浮かべた彼は、ホレイショ・マッコイだと己の名を告げてから言った。
「不満に思うかもしれないが、形式として決まっているのでね、確認を取らせてもらうよ。いいかな?」
首を前に動かして了承を伝える。彼はすぐに終わるからと言って頷いた。
「君の名前は?」
「……ロックオン・ストラトス」
言葉はすんなりと俺の口から出て行った。やや低めの成人男性の声。俺は自分が何者であるかを知っている。
「よろしい、ではロックオン。君はいま、どこにいる」
「……ラグランジュポイント、1。生体ラボ」
「君の能力を説明して欲しい」
「……俺は特に狙撃に関して能力の調整を受けています。精度としては超高々度の精密射撃も可能です。第4世代のガンダムマイスターとして登録予定。搭乗予定機はケルディムガンダムです」
「言語中枢・記憶野に問題なし。では最後の質問だ。ロックオン・ストラトス。君の使命は何かな?」
「……俺の使命はCBの理念を完遂し、そして」
「そして?」
「……」
それ以上は声が出なかった。『俺はこれを言ってはいけない』
思わず相手を見上げると、満足気な表情が俺を見下ろしていた。
「大丈夫だ。ロックオン。正常だよ、君は「そのこと」を口にしてはいけないことになっているのだから」
起き上がって宜しい、と言われて寝台から降りる。一歩下がって様子を伺っていた男は、また頷いてから身体に違和感を感じる所は無いかと聞いてきた。先程起き上がる前に全身の確認をしていたし、今の起き上がる動作で良くわかった。問題は無いと伝えると、今度こそ男は満足した様子で破顔した。
「僕から見ても、まったく問題ないように見える。どうやら上手く目覚める事が出来たようだね」
「……ドクター?」
「なんだい?」
「ドクター・マッコイと呼んでいいのかな?」
「もちろん。僕は医者であって石屋ではない!」
「……貴方に長寿とご繁栄を。ドクター」
俺の記憶には何故だか数世紀前にアメリカ大陸で制作されたそのSFドラマに関しての情報がある。俺の返答に満足したのか、ドクターは大笑いしながら勢い良く肩を叩いてきた。
「最高だロックオン。これから皆に紹介するけれども、明日からは君自身の運動能力を確認するスケジュールを組んである。活動限界を知っておくのも大事だよ」
「了解、ドクター」
陽気で気のいいドクターに案内されて(ドラマとはえらい違いだ)、ラボのリフレッシュルームで多くのスタッフに紹介された俺はほぼ全員に通過儀礼(氏名、能力の確認)を受けた。やや辟易したがこれも俺の役割の一つだと思えば仕方が無い。ここだけで終わりかと思えば他のラボにも面通しで歩き回ることになり、割り当てられた部屋で休む事が許された時には、グリニッジ標準時で既に22時を回っていた。備え付けのベッドに横たわり一息つく。目覚めたばかりなのに散々連れ回されて多くのヒトに紹介されて、今日だけで1週間は稼働していたように思える。明日からは運動能力のテストが行われるのだから、休んでおきたいのに頭が冴えて眠れなかった。ぼんやりと天井を見ながら浮かんでくる言葉を呟いていく。
「俺の。任務は」
「戦争の根絶」
「イオリア・シュヘンベルクの理念を実現させる、ガンダム・マイスター」
「そして」
「ーー」
声が出ない。そこから先は、言葉にはできない。
俺が生まれた本当の理由、それは言葉にはできないが俺は分かっている。
「……ティエリア・アーデ」
大事な名前だ。口に出せば鈴の音のように響く。今日目覚めたばかりで対面したことはないが、姿も声も記憶している。綺麗なティエリア。CBの申し子。テストが終わって正式に登録されれば、俺はティエリアに会いに行く事が出来る。
「ティエリア」
「俺は」
ゆっくりと、ただ時間を掛けての上昇が急に勢いを変えた。ぐいぐいと強引に連れて行かれる感触。黒一色だった周囲に明度が感じられそして明らかに黒は薄まっていく。灰色から白へ。そして
「おはよう」
俺は目を開いた。
重力を感じる。そして自分の身体が横たわっているのだと分かる。目の前には照明、そしてその周囲にいる人。ヒト。ひと。急な光は目に痛い。俺は一度まぶたを閉じてから呼吸を数回繰り返し、意を決してもう一度目を開いた。まぶしさは変わらないが、だいぶマシだ。横たわったままの身体に力を込める。特に意思に反して動かないという場所はなさそうだった。
そのうちに何人かがその場を去り、俺の側には一人の男が残った。穏やかな表情を浮かべた彼は、ホレイショ・マッコイだと己の名を告げてから言った。
「不満に思うかもしれないが、形式として決まっているのでね、確認を取らせてもらうよ。いいかな?」
首を前に動かして了承を伝える。彼はすぐに終わるからと言って頷いた。
「君の名前は?」
「……ロックオン・ストラトス」
言葉はすんなりと俺の口から出て行った。やや低めの成人男性の声。俺は自分が何者であるかを知っている。
「よろしい、ではロックオン。君はいま、どこにいる」
「……ラグランジュポイント、1。生体ラボ」
「君の能力を説明して欲しい」
「……俺は特に狙撃に関して能力の調整を受けています。精度としては超高々度の精密射撃も可能です。第4世代のガンダムマイスターとして登録予定。搭乗予定機はケルディムガンダムです」
「言語中枢・記憶野に問題なし。では最後の質問だ。ロックオン・ストラトス。君の使命は何かな?」
「……俺の使命はCBの理念を完遂し、そして」
「そして?」
「……」
それ以上は声が出なかった。『俺はこれを言ってはいけない』
思わず相手を見上げると、満足気な表情が俺を見下ろしていた。
「大丈夫だ。ロックオン。正常だよ、君は「そのこと」を口にしてはいけないことになっているのだから」
起き上がって宜しい、と言われて寝台から降りる。一歩下がって様子を伺っていた男は、また頷いてから身体に違和感を感じる所は無いかと聞いてきた。先程起き上がる前に全身の確認をしていたし、今の起き上がる動作で良くわかった。問題は無いと伝えると、今度こそ男は満足した様子で破顔した。
「僕から見ても、まったく問題ないように見える。どうやら上手く目覚める事が出来たようだね」
「……ドクター?」
「なんだい?」
「ドクター・マッコイと呼んでいいのかな?」
「もちろん。僕は医者であって石屋ではない!」
「……貴方に長寿とご繁栄を。ドクター」
俺の記憶には何故だか数世紀前にアメリカ大陸で制作されたそのSFドラマに関しての情報がある。俺の返答に満足したのか、ドクターは大笑いしながら勢い良く肩を叩いてきた。
「最高だロックオン。これから皆に紹介するけれども、明日からは君自身の運動能力を確認するスケジュールを組んである。活動限界を知っておくのも大事だよ」
「了解、ドクター」
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「そして」
「ーー」
声が出ない。そこから先は、言葉にはできない。
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